エリーが不慮の事故で亡くなって、約一ヶ月、まだ部屋の隅に、エリーの毛を見つけることもあります。チャチャとビッキーを連れての散歩も、エリーがいたときの事を思い出す日々が続いていました。今もつらい日々が続いています。
そんな時、友人の方から、コリーの子犬を飼いなさいと勧められ、エリーの生まれたブリーダーの方にエリーと同じ、セーブルのメスをお願いしていました。
8月26日(木) 厚木で友人達がエリーの追悼の会をひらいてくれました。
午後11時頃、帰宅しました。いつものようにメールチェックとネットサーフィンをしていると、犬の総合情報の里親募集に次のような書き込みがありました。
「友人の代理アップで、コリーの成犬の里親を捜しています。セーブルとトライのメス、2頭とも4歳半トライのオス1歳半。この子は目にハンディがあるそうですが、生活には問題ありません。終生可愛がって戴ける方、お願いいたします。」
コリーを飼うにはそれなりの場所と費用とブラッシングなどの手間がかかるため、日本では現在、飼う人が少ないのが現状です。またその優雅さと魅力から、死ぬまで面倒を見る方がほとんどなので、インターネットによる里親募集はほとんど無いのです。
セーブルのメスの問い合わせをしたのですが、私の心の中には、ハンディの犬はどうするの?あなたが助けなければいけない犬はどの子なの?という気持ちがありましたが、エリーと同じセーブルのメスを飼いたいというのが偽ざるをえない気持ちでした。
メール連絡で、右目が二回の手術で萎縮してしまったと言うことを知りました。また、そのブリーダーの方がご病気で、飼育がかなり厳しいと言うことも聞き、二匹の里親になることを決めました。
土曜日にトライの子を引き取りに行きましたが、ブリーダーの方の体調はすぐれないようで、その子も毛玉だらけで、爪は伸び放題、体中から尿の臭いがしました。かなり厳しい状況であるという事を実感しました。
家庭の事情や健康状態によって、飼うことを断念せざるを得ない場合もあります。里親を探す人は良心的です。平然と捨てたり、処分してしまう人も多いのが現実です。しかし、日本でも多くの方が、里親募集のためのグループ活動をされています。特に障害をもっている犬は、里親を見つけるのが難しいという現実があります。
私はそのトライの子に「ラッキー」と名付けました。名前はラッキーの名のように、幸運をもたらしてくれるワンちゃんなって欲しいのと、私がこの犬に出会って、「ラッキー」と言えるように育てる思いで、名付けました。 ラッキーは右目がないので、まっすぐに歩けません。あちこちに頭をぶつけてしまいます。ラッキーには、ぶつけそうな所にはクッションをするなど、配慮した飼い方が必要です。
福岡から来たセーブルの子は、とってもおとなしく、顔はエリーそっくりです。体はメスのコリーの標準サイズなので、メスとしては大きかったエリーよりは二回り小さいです。黒い毛が多いセーブルです。エリーのようなおとなしく、キュウートな子なので、キャンディーと名付けました。
一匹いなくなると、2匹飼ってしまい、ついに4頭になってしまいましたが、飼った以上は最後まで面倒を見るというのが、里親の責任です。ワンちゃんは散歩が一番の楽しみなのです。散歩やブラッシングができない人はワンちゃんを飼わない方が良いのです。
里親に感心ある方は次のHPをご覧ください。